2025年10月20日
太宰府天満宮アートプログラムvol.12
太宰府天満宮において、アートプログラムが初めて実施されて10年ほど経ったでしょうか。様々な現代アートが境内には展示されており、ただ参拝にきただけでは見過ごしてしまうように自然と馴染んでいます。
見過ごしてしまい、もったいない訪れ方をしないよう案内所に立ち寄っていただき、どこにどういった作品があるのか把握して観てもらいたいと思います。
こんな神社仏閣は多くないので、是非ご覧いただければと思います。
かく言う私も、西高辻宮司の影響で美術館や博物館、アート展に足を運ぶようになった初心者であり、まだまだ価値や見どころを語れるレベルには到達していませんが、関心を持って拝見するようにしています。
今回は12回目となるアートプログラムで、宝物殿とご本殿裏の境内の森での「スーザン・フィリップスさん」の展示となっています。



宝物殿では、初期の音響装置である「サウンドミラー」による音楽や声を基にした反響と共鳴の展示となっております。また、「響き」や「聴く」という関係性と森の息づかいを作品にされています。

最後に境内の森では、写真では説明しづらいですが「音響」のアートになっています。森の中にスピーカーを配置して、「8つの異なる法螺貝の音」を奏で、自然と目を閉じて神経を耳に集中させて、自然の音や鳥類の声、音響などを楽しめます。
その他にも、境内様々な箇所に現代アートが佇んでおり、皆様には是非ご覧いただければと思っています。
また、レセプションに招待された方々に振舞われた「おもてなし」がとても美味しく、小雨が降る中でまだ蒸し暑い中に差し出された水出し茶を含む数々の品で心が洗われました。中央区にある「万(よろず)」さんのご提供は素晴らしかったです。

