社長ブログ

2018年07月14日
私のこれまで

大学卒業する辺りになると、本気で造園を勉強した学生とそうでない学生の差が大きく出る。

私は、中間くらいの成績でいたものの、人に提案する営業に魅力を感じ、ハウスメーカーに勤めた。

それは、学んだ造園の知識もエクステリアという観点で活かせると感じたし、一生の買い物の担当をしたかった。

それまで、営業を行うアルバイトでそれなりの成績を残したこと。
負けず嫌いで、何か夢中になれる仕事に就きたかったこと。
いつか福岡の実家に帰らなければならない?かもしれなかったこと。
全てのことを考慮して決めた就職先だった。

もしかしたら、初めて自分で決めた大きな分岐点だったかもしれない。
新人賞を逃し、2年目以降は鳴かず飛ばずの年もあったが、4年目は全国で賞を取れる成績を収め退社。

その際に、約5年間の時間を過ごした前職への御礼と学んだことは忘れない。
それが、いま活きていること。
忘れもしない言葉がある。


「売れる」と「買ってもらう」の違い
1年目、新人賞を取りたくてギラギラしていた私に前職の社長が言った言葉である

「お前は自分の成績の事しか考えていない。お客様は、一生の買い物をしに来ているのに・・・だ」

それは、お客様のことを本当に考えているのか?
こっちの都合を押し通していないか?
今が良ければ・・・ではなく、今後ずっと良い方法を探っているか?


そんな言葉が今の私の活力になっている。
時には、「デザイン性を優先させ過ぎて、管理が大変な提案をしていないか?」や「お客様はこうしたいのに、自分の価値観を押し付けていないか?」を問うようにしている。

それが、私が一生をかけて従事する仕事として、この造園・エクステリアを選んだ使命であると思っている。