社長ブログ

2026年10月19日
モナコ公国日本庭園 完成から32年

本年で32年間続く「モナコ公国日本庭園 剪定技術指導」から帰国しました。
世界中で1,000を超える日本庭園がある中で、庭園管理を適切に行えている日本庭園は多くありません。

姉妹友好都市などの関係で寄贈された日本庭園は、剪定技術や管理方法、予算などから完成した当時が100点で、その後は減点方式になるケースが多々あります。本来の庭園は、完成後を見据えた樹木配置などの計画がなされ、経年で違った良い表情を見せるものだと思います。

今回も、根付くまで自然風に成長させた松の下枝を全て除去して、今後は枝振りを活かす時期に入ったため、樹冠を整える作業を現地作業員の職人たちと一緒に作業しました。

3年に1度、指導した作業員は別の公園・庭園へ移動してしまうため、毎回口を挟むことも多かったのですが、32年を経て口を挟むことも少なくなってきました。それも、メールなどで緊急を要する案件は写真を添付して送ってくれますし、現地で技術を習得しようと質問してくる職人さんたちも多くいますし、何よりこれまでの職人さんたち同士の引継ぎが出来ていること。

次回は改修工事の際に、大工技術で修繕する内容も含まれており、32年の損傷を少しでも綺麗に保つ内容となってくると思います。